生きものの記録

ケーブルテレビ・日本映画専門チャンネルで、「黒澤明特集」をやっているが、昨日のプログラムは、

『生きものの記録』

あらすじ

工場を経営する中島喜一は、ある日突然、異様に核の恐怖に怯えるようになる。
思いつめた彼は、全財産を売り払って、家族全員でブラジルに移住しようと計画する。
南米なら放射能から逃れられると考えたのだ。しかし、原・水爆の恐怖が他人事としか思えない家族は大反対。
ついには家族によって、中島は準禁治産者の認定を裁判所に申し立てられてしまう。
やがて申し立ては承認され、財産は全て家族に取り上げられる。激しいショックを受けた喜一は、追い込まれ…。
現代社会が晒されている危険を見事に浮き彫りにした、黒澤明の社会派映画。当時35歳の三船敏郎が、髪を白く染め、
特殊メイクを施して初の老人役に挑戦。見事に孤独な老人を演じ切った。興行的には失敗に終わったが、
今もって心を突き刺すようなメッセージを見る者に与えてくれる傑作社会派ドラマである。 

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この映画にインスパイアされ以前私が描いたマンガを再掲載します。
今度、この原稿を、集英社週刊少年ジャンプ編集部に持ち込んで編集者の人に読んでもらおうと思っています。
正直、はっきりいって、個人的にかなり自信作です。

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