北へ。〜DDD〜 DVD-BOX1

深夜特急』の主人公のように突如日本から離れ海外に行きたくなり明日成田発の格安航空券を買ってバンコク経由でパキスタンへ海外逃亡してそれからアフガニスタン国境にほど近い所に位置する、パキスタン政府の支配が及ばない部族独立地域、
「トライバルエリア」の中にある町、何百軒もの銃砲店が軒を並べていることで世界的に有名な「銃の町」ダラへ向かって、
そこの職人のオヤジさんの下に弟子入りさせてもらってそれからの人生はコピー製カラシニコフ密造ハンドメイド職人となって、手作業でライフルをコツコツ作って寡黙に勤勉にひっそりと生きていこうそういう人生こそ人生と呼ぶにふさわしいのだとかなり真剣に思う。

夜、「RED STORE」から届いたものの未開封のままだった、
北へ。〜Diamond Dust Drops〜 DVD-BOX1」を包装を破き取り出してみる。

DVD-BOXのジャケ絵はオフィシャルサイトにすでに掲載済みのこれ↓と同じものだったが、



なんといっても、



北海道の原野の美しいお花畑に吹きわたる風の妖精さんが織り成すこのミニのフレアスカートのふんわりチックな
ちょっとドキドキあれあともう少しで、み、見えちゃう、これがアイヌ民族の口承文学に口伝で残されているという、
例の噂の、私たち内地人を北の大地へと幻惑しいざないかの地への憧憬をかきたたせるという
見えそで見えないeroティック・ダイヤモンド・ダスト幻想、それの甘美なとりこに今わたしはまさになりつつあらんと?

いやー、生きるって素晴らしいな。眼福眼福。わざわざパキスタンくんだりまで行かなくても、
ほんのすぐそばに麗しき天使のような清純で心優しい乙女たちがいて私の訪れを待ち続ける約束されし理想郷、
「北海道」が存在していたじゃないか。

そう、楽園はそこにある。
(――現実の北海道出身者の人はそんな話あるわけねえだろと否定するでしょうが、きっとその人たちは出身地偽ってます。
多分、札幌や旭川生まれじゃなく、きっとカムチャッカ半島のペトロパブロフスクとかからやって来た自称ニセ北海道人です。
みなさん、そんなインチキ道産子には注意しましょう。北海道は、絶対ぜったい、『北へ。』みたいに、
美少女いっぱいカニがいっぱいなんとなく原生大麻でラリってジャンプして行っちゃおうかな(どこへ?)なんていう風な素敵な土地に違いないんですから。


――ここまで書いてふと素に戻って全部嘘っぱちだ虚構だそんな北海道あるわけないと冷静さを取り戻し
思わず死にたくなってへへっ、自分けっこうおもろい奴やのうって、ゲラゲラひとり大声で笑い泣き。

死んだら「本当の北海道」に行けるかな? え、マジ行ける? うん、もう、なんとなくJR中央線のホームの上からラララ・ホップ♪ そう、夢は北の大地を駆け巡る。バンゲリングベイに乗って。(被弾して操縦不能になったらもち敵に特攻自爆)