『マリア様がみてる−闇の奥−』
わかったよオレ。
マリみてのストーリーは嫌いだけど、キャラについて妄想するの結構自分楽しいんだということが。
こんな剣道少女 支倉令 は嫌だ!
・子供の頃、実家の道場での練習後、
「でもお父様、どんなに剣の腕を磨いても、ピストルを持ってる相手の前では結局無意味では?」
と無邪気な気持ちで尋ねたら、激昂した剣道師範の父に木刀で滅多打ちにされたというトラウマがある。
・「K−1」や「PRIDE」のビデオを格闘技好きの由乃ちゃんから無理やり見せられるが、
流血シーンのあまりの残酷さに思わず目をそむけてしまう繊細で乙女らしい令ちゃん。
でも、NHKのドキュメンタリーで日本兵による中国人斬首シーンが放送された時は、
編み物をしながら冷ややかな目で平然とそれ眺め、それから、「下手くそ」とぽつりともらした。
・剣道大会が近づくと、深夜の誰もいない道場で独り正座黙想し試合のイメージトレーニングを行うのが常だが、
想像の中での対戦相手はなぜかいつも武田惣角。しかも惣角は無手の構えで。
結局、正座したまま身動き一つすらできず背中を冷や汗でぐっしょりとさせ、イメトレを終える令ちゃん。
・同じリリアン学園内で活動している「なぎなた部」を、ある種病的といえるほどまでに憎んでいる。
・教室内で『新撰組』の話題が一時期流行っていた頃、級友から話をふられた令ちゃん。
「ああ、サムライごっこしてはしゃいでた、武州三多摩出身の田舎ドン百姓の人たちでしょ? 新撰組って」
とにっこり発言し、場の空気を凍りつかせる。
・普段はいつも冷静沈着で口数少ない彼女なのに、なぜか「ナスカの地上絵」について語らせてみると、
急に饒舌になり、その不思議さについて何時間でも楽しそうに話をやめない。
・中等部時代に書いた恥ずかしい耽美小説の原稿を由乃ちゃんに奪われ、今でもそれをネタに脅され続けている。
・美容院の椅子に座ると「GIカットでお願いします」とぼそりとつぶやく令ちゃん。
彼女を小学生時代から知っているなじみの美容師さんは、「いつも通りの髪型ね」と微笑んで、
ちゃんとした綺麗なセミショートに髪を整えてやる。
・映画『子猫物語』のチャトランが撮影中に何匹も死んだという真実を周囲から聞かされるやいなや、
高田馬場の雀荘で高額レートのマージャンを打っているムツゴロウを本気で斬りに行こうと、
日本刀を抜き身のままぶらさげマリア像前を進んでいたが、その際身体を張って彼女の行動を止めてくれたのが
旧ロサ・フェティダで、それが縁でふたりはスールになった。