l’italiano difficile

明日会社で朝早いというのに、すぐに寝ないで夜更かししてずっとインターネットで調べ物をしてました。

何を調べていたかって?

イタリア語で『パンチラ』ってなんて言うか調べてたんだよ!

なんでそんなアホらしいことしていたかというと、すべては、今日買ってきた
今月号の「アニメージュ」に載ってたガンスリンガーガール・アニメ化記事を見たせいなのである。

その記事には、ミニスカートでしゃがんだ姿勢のヘンリエッタ(以下、エッタたん)が、
FN P90サブマシンガンを乱射している勇ましくも可愛らしいイラストが載っているわけなのだが、
それを見た私は、その、ミニのフレアスカートの奥、つまりエッタたんの純白のショーツが見えそで見えない
そのぎりぎりの構図にもういてもたってもいられなくなり、ぎゃ、ぎゃわー、エ、エッタたんのパンチラーノ!ハァハァ、
と、軽い錯乱状態に陥り、もう辛抱たまらなくなり、漫画版ガンスリの第一巻を取り出して、
その12ページ目と161ページ目にはしかっりとパンチラシーンがあることを己が
両目で確認し、ひとまず安堵したわけだが、しかし次第にアニメ化に対する不安が高まり、
つまり、フジテレビ深夜でのアニメ版の放送では、ちゃんと第一話の、エッタたんが
バイオリンケースをテロリスト相手に振り回してその際まさにパンチラしてしまう
光景がちゃんと放送されるのか、そのことが気になって、床について早く寝よう、
明日の出社に備えようとしても、目はますますさえるばかりで、仕方なく布団から這い出し、
「白き清浄なるエッタたんの下着がオンエアされることを我はここに祈念するものなり。ああ天よ心あらば我が願いを聞きいれ給え」
と、深夜、板橋区のアパートの一室から、お台場方面とおぼしき方角の壁に向かいそのはるかむこうに位置する
フジテレビ社屋に向かって必死の念波を送り続けたわけなのである。

再び布団に入り横たわったが、今度は突然、変な疑問がわきあがり心を支配した。
それは、そう、「パンチラ」を、ガンスリの舞台、イタリアでは、どんな言葉で表現するのかという語学上の疑問であった。
その疑問に取りつかれた私は、もはや眠ることを放棄した。深夜遅くまで、ネット上の
各種翻訳サイトを巡回し、パンチラin Italianでの表記について調べまくったが、
数時間の調査の結果わかったのは、イタリア語には、「パンチラ」にあたる固有の
言語表現が存在せず、イタリア人はパンチラという現象を指示する時、英語からの借用語
「Upskirt(アップスカート:パンチラの意)」を用いているらしいとの事だった。
(これは主にイタリアのいくつかのパンチラ専門ポルノサイトをまわり、そこに記載されていたイタリア語テキストにあたってみた上で個人的にたどりついた推論である。――ちなみに、パンツ(ショーツ)を伊語でなんと言うか、これだけはわかった。――le mutandineである)

つまり、今、私の心を悩まし深い憂愁の虜にさせている原因、それは、
Henriettaヘンリエッタ)のスカートの中のle mutandineショーツ)、それが見られるか、
つまりUpskirt(パンチラ)がアニメ版でもあるかどうか、その事が強迫観念的に頭にこびりついて
いまや気も狂いそうな思いに捕らわれ、深夜このアパートの自室で独り呻吟(しんぎん)しているわけである。