『ШКОЛА УБИЙЦ』その1
――だらだらと、ロシア版ガンスリDVDの話を、今日からしばらく続けたいと思います。
今月の3日に、ネットで、ロシアのこのサイトに、
『GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガー・ガール)』のロシア語吹き替え版DVD、全2巻を注文しました。
ロシア語版では、作品の題名が『GUNSLINGER GIRL』から、
にわざわざ変更されていて、そこに個人的な面白みを感じます。
(『殺人者の学校』――すごいタイトルをロシア人も持ってきたものだと思う一方、ある意味、
社会福祉公社という「組織」とそこで生きる「少女」たちの本質を見事に突いている――ような
気がしないでもないとも言えなくも無い)
で、この全13話収録のDVDですが、ぶっちゃけ、永久に手元に届くことは無いだろうと、
ある種のあきらめと満足が入り混じった複雑な感情を日々抱えて過ごしていました。
ひょっとしたらこのモスクワにあるというネットショップは、完全な幽霊会社で、私は騙されたのではないか?
または、一部で有名なあのロシアの悪質な国際郵便事情(税関職員が、金目になりそうな郵便物の中身を抜いたりする)、
そのせいで、あちら側の空港か港で荷物が行方不明になったまま永久に見つからないのではないか?
そんな不安もありましたが、最悪そういう事態になったとしても、
「まあ、ロシアっていうのは未来永劫そういういいかげん(良い加減)な国だから、DVD、届かなくてもしょうがないや。
もし届くとしても、間違っても相手先、送料高い航空便なんか使わず、船積み便で出荷して、一ヵ月後ぐらいに
やっと日本に着くだろうな」
とまあ、鷹揚にかまえて毎日ボーッと過ごしてたら――。
驚いたことに、今月の23日に――普通国際航空便のシールが貼られた小さな段ボール箱が、近所の郵便配達員によって届けられました。
まさか本当に、無事ロシアからDVDが届くとは。しかもメールでの注文からわずか20日で……(これはいわゆる「ロシア時間」というやつで計れば、シベリア超特急並みの超高速配達サービスではないか、といえると思います。多分。イエス、ダーダー。バリショーエ・スパスィーバ。ニチェボーニチェボー、パイジョーム、タヴァリシチ・マイヨール!! マルクス・レーニン・ヘンリエッタパンチラスキー、ウラー! クラエスメガネスキーインターナショナル、ウラー!! ハラショー!! ウラー!!! ――(ソ連共産党第20回党大会議事録より抜粋)
<次回、「美しい日本、美しい露西亜」編へ続く>
スターリン死去51周年特別記念企画:「我がうるわしのクラエス様(Claes the Beautiful)」
あっ、GUNSLINGER GIRL 4 (電撃コミックス) 買わなきゃ。