千尋先輩

大学時代のサークルの部長だった千尋先輩と日暮里の焼き鳥屋で数年ぶりに再開。
オレのHPの日記の話になったので、
「オレはあの日記で生きることの素晴らしさ、人生の歓喜について世界の人々に訴えたいんです」
と説明したら、
――あそこ、絶望とか、死の臭いとかしか感じられないけど
と彼女は、千尋先輩は煙草の火を灰皿でもみ消しながら答えた。
そんなつもりで日記書いてるわけじゃないんだけどなあ。