B級ロシア製アクション映画
B級映画鑑賞の権威であるサカモチさんが観たらどんな感想をもらすか聞いてみたい一品。
その名も、『レッド・ガントレット』
DVDのジャケットの宣伝コピー、
『2002年興行成績ロシア作品第1位!!』
というのにだまされてつい購入してしまいました(不良にカツアゲされた中学生のような半泣きのツラで)。
映画の感想:
妙に地味なアクション映画です。
ハリウッド映画と香港ノワールのアクションシーンを安っぽくコピーして、
そこに深作欣二と北野武作品のエッセンスをロシア風にどこか勘違いして取り入れ、
さらになぜかタルコフスキー作品へのオマージュらしき物を挿入しつつ、
それら全部を魔女の婆さんの大鍋の中に放り込んでぐつぐつ煮込み、
仕上げにチェルノブイリの放射能と大量のウォッカをまぶしついでにガチの
コマンドサンボ・リアルファイト映像を付け足したらこういう映画が出来ちゃいましたって感じでしょうか。
(ほんとにそういう内容なんです。信じて下さい)
しかしまあ、この映画観てあらためて、ロシアという国は「アジア」にも「ヨーロッパ」にも属さない、
「ロシア」という独立した一つの文明世界を持った場所なんだなあと思い知らされました。
とりあえず、TSUTAYAのレンタル半額デーとかにこの作品を棚に見つけたら、借りて観てみるのも一興ではないでしょうか。
おうちでできる手軽な異文化交流の一環として(ただしある種のカルチャーショック受けますが)。
あと、このDVD、まみりんさんと一緒に観たんですが、映画が終わったあとのまみりんさんの困惑したような表情が、
非常に印象的でした。