日本のアニメ
CQCQ!こちら戦艦「もののあはれ」号。応答せよ地球。――生きている人、いますか?
こんにちは!
こんにちは!イラク系イラク人(同語反復)の、クビ・タケオです!
昨日、所沢市の産廃処理場でのアルバイトの休憩時間、同僚の中国人に、私が今まで
大学ノートにこっそりと書き溜めていたMy・ポエム集を見せたところ、
「お前の書く詩は、『最終兵器彼女』みたいな自閉した『セカイ系』の香りがプンプンする。
個としての剥き出しになった実存の裸形が『世界』にその意味を問われることのない、
甘ったれたぬるま湯的物語が延々と続いている。ナンセンス!自己批判せよ!」
と論評されたので、思わず激昂のあまり、
「バーカバーカ、お前の母ちゃん鳥インフルエンザ!」と罵ったところ、
上司のニホン人から、「君は集団内における協調性がない」と説教を受け、解雇されてしまいました。
ニホンに来てすでに5年近くがたちましたが、私にはいまだ、ニホン人の重んじる「和の精神(こころ)」
が身に付いていないようです。テヘ☆。
それはさておき、今日は巣鴨のボロアパートの我が部屋に何人ものイラク人の友人が集まって、
ちょっとしたパーティー状態でした。
だから奮発して、「ピザ○ット」にアメリカンコンボのLサイズを二つも注文してしまいました。
するとどうした事でしょう、なんと、ピザのおまけに、「イノセンス・プロモーションDVD」なる物が付いてきました(実話)。
さっそくみんなでDVDを鑑賞してみました。
『イノセンス』ですが、相変わらず押井守の作品は観てると眠くなりそうだなあというのが、
皆の一致した感想でした。
仲間の一人のアリ・サワアリが、
「なんだよ押井監督、今度の映画でも『天使』のメタファーとしての回転翼機登場かよ笑っちゃうなプゲラ」
と、半可通のくせに知ったかぶりの発言をしたので座にいた一同全員ムカつきのあまり
彼に布団をかぶせてその上からゴルフクラブや野球バッドでボコボコに打ちすえてリンチしてやりました。終わり。
あと、そのDVDには、スタジオジブリの諸作品、『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』の
宣伝映像も収録されてました。
私がイラクからニホンに来て一番幸福だと思えるのは、戦争がないことでも、お金を稼げることでもなく、
ジブリ作品のような素敵なアニメ映画を観られることだと、その際、改めて心の中で再確認しました。