カルテットero!

私がイラクからニホンにきて一番のショックだったのは、
漫画を読むという偶像崇拝が子供から大人まで広まっていることでした。

その中でもさらにショックだったのは、「エロ漫画」なる、ポルノ雑誌の
存在を知った時でした。

漫画という表現形態そのものですら、ある意味グロテスクなのに、しかもそれがエロであるとは!
ましてや二次元美少女キャラだとかいうハレンチで扇情的な姿の!
しかも、その年齢はどうごまかしても初潮未満の女子小学生以外の何者でもなく!
これはもうアッラーへの冒涜としか言いようがありません。

そんなある日、巣鴨のアパートのそばの本屋でマンガの「湯けむりスナイパー」の第一巻を
立ち読みしていた私のもとに、天から大天使ガブリエルが我が目の前へと臨在し、そしてこう告げたのです。

大槍葦人の絵はすごくエロイぞ」

と。
気がつけば、私の手の中には、大槍描く所のエロ幼女和姦系ロリ漫画が掲載された『コミックZIP』の雑誌があって。

以来、私はコミケに通うようになりました。
大槍葦人の出会い……。それは遠い遠い夏の日の想い出です。
だから、今度出るエロゲー『カルテット』ももちろん買います。
ちなみにちょうと発売日と同じ日に、私は29回目の誕生日を迎えます。

……私は少々、この世界に長く踏みとどまりすぎたのではないでしょうか?