2005-05-12から1日間の記事一覧

セブンブリッジ・エンディング

『帰還』という物語はどのような時代のどこの国の物であろうが、常にそれは物悲しい雰囲気をまとっている。 旅の始まりの場面から、すでに悲劇的色彩が舞台のあちこちに顔をのぞかせているのだ。話者は、叙事詩あるいは抒情詩どちらの語り口を選ぼうが、結局…